おじいさんを拾った

まだだるいので、晩ご飯は近所の中華屋さん。
お会計のときに、様子のおかしいおじいさんが入ってきた。
空いてる席があるのに、勝手に相席しようとして。
ステテコに白ワイシャツに長靴すがた。
お金を持ってるようには見えない。
けんちゃんがおじいさんに話しかけながらお店の外に連れ出して、お話を伺ったけれど、お家がわかんないみたい。
お酒のにおいはしない。
みほ「おじさん、おいくつなの?」
おじいさん「85か86くらい」
絶対にそんなトシじゃない、もっと若いはず。
認知症だと思う。

けんちゃんがおじいさんにいろいろ話しかけながら、交番を目指して歩く。
おじいさんは突然、シミズさんについて話し出す。
シミズさんってだれ?って聞くと、「オレ」って。
おじいさんはシミズさんだった。
ところが、あったはずの交番がなくて、しょうがないので110番に電話。

お巡りさんに後はお願いした。
お巡りさんに、住所と電話番号を聞かれて、おじいさんの前で答えたんだけれど、おじいさんが万が一それを覚えちゃったらどうしようって心配になった。
いや別におじいさんに悪いことをしたとかじゃないんだけれど。
お巡りさんとしては個人情報保護法とかってどうなってるのかしら。


無事におうちに帰れてるといいんだけれど。